家族みんなが安心して暮らせる「バリアフリーリフォーム」のすすめ｜京都市のリフォーム・リノベーション・注文住宅なら工務店ヤマゴ

年齢を重ねると、今まで何気なくできていたことが少しずつ大変になってきます。特に、段差の昇り降りや浴室での転倒など、家の中には意外と危険が潜んでいます。そこで、家族みんなが安心して長く暮らせる住まいにする「バリアフリーリフォーム」が注目されています。今回は、バリアフリーリフォームの種類や費用、工期の目安について、わかりやすくご紹介します。

🏡 バリアフリーリフォームとは？

バリアフリーリフォームとは、高齢者や体が不自由な方が、安心して安全に生活できるよう、家の中の障害（バリア）を取り除く工事のことです。手すりの設置、段差の解消、床の滑り止め加工など、ちょっとした工夫で暮らしやすさが格段にアップします。

💡 バリアフリーリフォームの主な種類

✅ 1. 手すりの設置

最もポピュラーなバリアフリー対策です。玄関、階段、トイレ、浴室など、つかまりやすい場所に手すりを取り付けることで、転倒防止や移動のサポートになります。特に浴室や階段は滑りやすく危険なので、手すりがあると安心です。

• 設置費用の目安：1か所あたり1〜3万円程度

• 工期：半日〜1日

✅ 2. 段差の解消（スロープ・床のかさ上げ）

室内の小さな段差でも、年齢を重ねるとつまずく原因になります。段差をフラットにする、スロープを設置する、または床をかさ上げして段差をなくすことで安全性を向上させます。

• 設置費用の目安：1〜10万円程度（段差の大きさによる）

• 工期：1日〜3日

✅ 3. 扉の変更（引き戸への交換）

開き戸は、体のバランスを崩しやすかったり、車いすの場合は開閉が難しかったりします。そこで、開閉がスムーズな引き戸に変更することで、出入りが楽になります。最近では、軽い力で開け閉めできるソフトクローズ機能付きの引き戸も人気です。

• 設置費用の目安：5〜15万円程度

• 工期：1日〜2日

✅ 4. トイレ・浴室の改修

トイレや浴室は滑りやすく、転倒事故が起こりやすい場所です。以下の対策がおすすめです。

• トイレ：手すりの設置、洋式トイレへの変更、スペースの拡張

• 浴室：段差の解消、滑りにくい床材への変更、浴槽のまたぎ高さを低くする、浴室暖房の設置

✅ 5. 床材の変更（滑りにくい素材へ）

フローリングやタイルの床は滑りやすいことがあります。クッション性のある床材や滑りにくい素材に変更することで、転倒のリスクを減らせます。

• 費用の目安：10〜30万円程度（部屋の広さによる）

• 工期：1〜3日

• 費用の目安：
  　・トイレ改修：10〜30万円程度
  　・浴室改修：50〜150万円程度

• 工期：3日〜1週間

💰 バリアフリーリフォームの予算目安

リフォーム内容や施工範囲によって費用は変わりますが、以下の目安を参考にしてください。

• 手すりの設置や段差解消のみの場合：10〜30万円程度

• トイレや浴室の改修を含む場合：50〜150万円程度

• 全面的なバリアフリーリフォームの場合：200〜500万円程度

また、介護保険の「住宅改修費」の補助を利用すると、最大20万円までの補助を受けられる場合があります。申請には条件がありますので、事前に市区町村の窓口で確認しておきましょう。

🕒 バリアフリーリフォームの工期

バリアフリーリフォームの工期は、内容によって異なります。

• 手すりの設置、段差解消などの軽微な工事：半日〜3日程度

• トイレや浴室の改修：3日〜1週間程度

• 大規模な改修（全面バリアフリー対応）：1〜2か月程度

工期の長さは、家族の暮らしに影響することもあるので、事前にスケジュールをしっかりと相談しておくと安心です。