2階建て賃貸アパートの棟上げ(上棟)
Case
今回は、2階建ての賃貸アパートの**棟上げ(上棟)**の様子をご紹介します。
棟上げとは、建物の骨組みが完成し、屋根の一番高い部分(棟木:むなぎ)を取り付ける作業のことです。建物の「骨組み」と聞くと、普段はあまり見ることがない部分なので、完成後には隠れてしまう大切な工程です。今回はその裏側を少しだけお見せします。

木造の構造ってどうなっているの?
今回のアパートは、**木造軸組工法(もくぞうじくぐみこうほう)**で建てられました。これは、柱や梁(はり)といった木材を組み合わせて建物を支える、昔ながらの日本の建築方法です。最近の住宅やアパートでも、この方法が広く使われています。柱と梁でしっかりと建物を支えることで、地震にも強い家づくりができます。
建物の1階部分には、まず土台を敷き、その上に柱を立てていきます。次に横に通る梁を取り付け、枠組みを作っていきます。2階部分も同様に柱と梁を組み上げ、最後に屋根の骨組みを作ります。こうして徐々に建物の全体像が見えてきます。
高所作業もみんなで力を合わせて
棟上げの作業は、2階部分や屋根の組み立てになるため、高所での作業がメインになります。実は、今回の現場では高所が苦手な社員もいました。「怖いなぁ」とつぶやきながらも慎重に作業を進めました。安全第一で取り組んだ結果、無事に棟木を取り付けることができました。
仲間と声を掛け合いながら、支え合って作業することで、安心して高所作業を進めることができたようです。

上棟後の風景
棟上げが終わると、木の骨組みがはっきりと見える状態になります。この段階で、部屋の間取りもなんとなくわかるようになり、「ここがリビングで、ここが寝室になるんだな」というイメージが膨らんできます。柱や梁、屋根の下地に使われる垂木(たるき)など、普段目にすることがない部分がしっかりと組まれていく様子は、まさに建物の“成長”を見るようで感動的です。

まとめ
今回の棟上げ作業では、木造の構造や高所作業の様子、そして社員の頑張りを間近で見ることができました。これからは、外壁や内装の工事が進み、いよいよ完成に向かっていきます。見えなくなってしまう部分にも、職人たちの技術や努力が詰まっています。
これからも、安全で安心できる住まいづくりを大切に、丁寧に工事を進めていきます。完成した際には、また皆さまにお披露目できるのを楽しみにしています!
